Episode 01
出産
私は出産時、出血量が多く体調も優れず、すぐにおっぱいも張らず母乳が出ませんでした。貧血が何日も続いている中、我が子が最初に口にしたのは母乳ではなく哺乳瓶でのミルクでした。
悲しかったです。正直。
私は母乳育児がしたかったんです。
だけど、調子が悪い。明日また頑張ろうと、自分に言い聞かせる日々。
でも退院が近づき、母乳育児をしたかった私は体調の悪い中どうしても我が子に母乳をあげたいと身体を駆使し、くわえさせようと頑張りました。
でも母乳は出ず、看護師さんからは「退院までに飲んでくれるとは思わないほうがいい。」と言われました。どんどん哺乳瓶に慣れていく我が子。
正直、私が悪いんだ、そんな事ばかり考えていました。退院前日、産後助産院に通う事を勧められました。
そして我が子は退院後、おっぱいを完全に拒否。私の体調が復活するまでにも、大分掛かりました。遅いくらいでしたが、助産院に通い始めマッサージ・搾乳の指導を受け、少しずつ母乳が出る様になってきた頃、3時間に1回の授乳の時間には、くわえさせようと頑張る訓練。
くわえない…
お腹が空いて反り返るほど泣く我が子…
ミルクを作る、冷ます、飲ませる、
寝かせながら張ってきたおっぱいを搾乳する…(かなり惨めな姿…飲んでくれたら搾乳なんてしなくて済むのに…と)両方で30分。
量が中々増えない母乳でも、ほんの少しでも出るなら飲ませたいと、大事に保存の準備。
睡眠1時間。
またすぐ来る3時間に1回の授乳の時間…。
こんな調子では体力が持たない。
我が子はこんなにかわいいのに何で、、
なんでこんなに辛いんだろう。
完母のお母さんはミルクを作った事すら無いのに。
おっぱいを出しただけで飲んでくれるのに…なんで私だけ…。
なんでだろう…あの時、私がもっと頑張ればよかった?私が悪かった?誰か教えてよ…と。
だんだん不安定になりました。諦めるしかないなと、思う様になりました。